ドコモ 2018-2019年冬春モデル・新機種の選び方

2019年冬春モデル
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ドコモの新機種・2018-2019年冬春モデル発表会が2018年10月17日実施され、幅広いラインナップの機種が新しく登場しました。

発表会より前に発表されていたGoogle Pixel 3/Pixel 3 XLを合わせて、スマートフォンが合計7機種です。

以下、カードケータイとワンナンバーフォンを含めて、全機種を一覧にしてみました。

 

機種名 発売日 総額 機種変更時負担金
Galaxy Note9
SC-01L
10月25日 126,360円 3.564円×24回
Pixel 3 11月1日 98,496円 2,376円×24回
Pixel 3 XL 11月1日 131,544円 3,780円×24回
Xperia XZ3
SO-01L
11月9日 98,496円 2,376円×24回
Galaxy Feel2 11月9日 42,120円
docomo with
1,755円×24回
AQUOS sense2 12月14日 31,752円
docomo with
1,323円×24回
らくらくスマートフォンme
F-01L
2019年2月15日 43,416円
docomo with
1,809円×24回
カードケータイ
KY-01L
11月22日 31,752円 432円×24回
ワンナンバーフォン ON 01 10月26日 9,720円

 

予想されていた中で最も残念なのが、arrowsのフラッグシップモデルが登場しなかったことです。

昨年同時期に発売されたarrows NX F-01Kが、まだしばらく発売され続けるようなので、歴代arrowsの中でもロングラン機種になりそうです。

また、事前に噂になっていた通り、AQUOS zeroもドコモからは発売されませんでした。今回はソフトバンク独占ですね。

さらに変化球で登場したのが、カードケータイ、そしてワンナンバーフォンです。

使うかどうかはともかくとして面白さはありますし、様々な可能性が広がる機種が登場した、冬春モデルでした。

では今回も、それぞれの機種について確認していきます。

最後に各機種の電池持ち時間もまとめていますので参考にどうぞ。


2018-2019年冬春・新機種の選び方とは

2018年夏モデルとは異なり、今回はハイエンド機種がやや少なめです。

特に、Pixel 3/Pixel 3 XLを少し特殊な機種と考えるならば、残りの選択肢はXperia XZ3かGalaxy Note9しかありません。

Galaxy Note9もどちらかというと価格的にやや人を選ぶ機種でもあるので、そうなると残るはXperia XZ3のみです。

それでは選択肢がまったくないので、年間サイクルということを考えて、2018年夏モデルやそれ以前の機種も含めて検討するのがお勧めです。→「ドコモ 2018年夏モデル・新機種の選び方

夏モデルでは、Xperia XZ2、XZ2 Premium、XZ2 Compact、Galaxy S9/S9+、AQUOS R2、HUAWEI P20 Proなど、多数の高機能機種が発売されていますので、選択肢は多いです。

逆に言えばそれゆえ冬春ではあまり多くのハイエンド機種が発売されなかったとも考えられます。

 

では価格帯が上記機種の半額以下になるdocomo with機種はどうでしょうか。

今回登場した機種は3機種、Galaxy Feel2 SC-02LAQUOS sense2 SH-01Lらくらくスマートフォンme F-01Lです。いずれも昨年冬春モデルのdocomo with機種として発売された機種で、3機種とも入れ替わりということになります。

AQUOS senseとらくらくスマートフォンmeは、まだ旧機種の在庫が残っているので、それらを捌ききるくらいのタイミングで新機種も発売されかと思われました、さすがにAQUOS sense2は先に発売されました。

価格はほぼ前機種と変わらず、性能は格段にアップしていますので、AQUOS sense2はかなり狙い目の機種と言っていいでしょう。

docomo with機種は元々月々サポートなどの端末購入補助がないため、待っても今以上に割引きが入る可能性はあまり考えない方がいいと思われます。事実、現状販売されている機種は1台も割引されていません。

まぁとはいえ、このままではAQUOS senseはいったいどうやって売りさばいてしまうのか、というところですが・・・。

 

機種の選び方としては、本体価格と性能のバランスを考えて、自分に最も適した機種を選びましょう。

それぞれの冬春モデルの特徴を、以下一つずつ見ていこうと思います。

 

ドコモ新機種1:Galaxy Note9 SC-01L

 

2018年夏モデルのGalaxy S9+もかなり最強クラスのスマートフォンでしたが、それをさらに電池容量などで上回りつつ、さらにSペンという強力な付加ツールを加えて、ますます隙がなくなった、Galaxy Note9

実際に見て触ってSペンを体験すると、確実に欲しくなる一台と言って間違いありません。

特に一度でもGalaxy Noteシリーズを利用したことがある人なら、「以前のSペンでも便利だったのに、こんなこともできるようになったのか!」という驚きとともに、購入意欲を掻き立てられること間違いなしです

カメラは元々最強クラス、操作性もGalaxy伝統の有機ELディスプレイも処理性能も電池容量もトップクラス、正直iPhone XS Maxよりもはるかに、衝撃が大きかったです。

2018-2019年冬春モデルナンバーワンのお勧め機種です。

ただ、価格帯だけはどうしようもありません。

Galaxy Note9の詳細内容は、個別記事を是非参考にどうぞ。

関連記事:「ドコモのGalaxy Note9 SC-01Lに機種変更してみたら最高すぎた話

 

ドコモ新機種2:Xperia XZ3 SO-01L

 

前回のXperia XZ2は残念な感じがかなり強かった人気のSONY・Xperiaですが、今回は逆に前回のイメージがあることもあって、かなりいい印象を受けました。是非持ち比べてみていただきたいです。全然違います。

Xperia 初の有機ELディスプレイを採用したことで、両サイドが緩やかな曲線を描き、より持ちやすくデザインもすっきりしました。さらに、前回気になった厚さもかなり改善されて薄くなっており、今回は比較的違和感なく持つことができます。

カメラ性能はインカメラしかアップしていないそうなのでその点は残念ですが、とにかく最高クラスで美しいディスプレイは、2017年、4K有機ELテレビの販売台数No.1を記録したブラビアの技術がいかんなく発揮されており、iPhone XSと比較しても確実に奇麗です。

また、操作性をアップするための新機能「サイドセンス」を搭載し、Xperia XZ2からより持ちやすく、使いやすく、美しく洗練されています。

 

ということで、Xperia XZ2かXperia XZ3かと言われれば、確実に私はXperia XZ3を選びます。新色のボルドーレッドやフォレストグリーンも深みがあってかっこいいですよ。

お勧めです。11月9日に発売されました。

関連記事:「ドコモのXperia XZ3 SO-01Lを実際に操作した感想評価

 

ドコモ新機種3:AQUOS sense2 SH-01L(docomo with)

 

2017年最も売れたAndroidスマートフォンとなったAQUOSシリーズを引っ張ったAQUOS senseの後継機が、AQUOS sense2です。

実は2017年の勢いそのままに、2018年上半期も、引き続きAQUOSは最も売れたAndroidスマートフォンに輝きました。

そしてその勢いのままに、引き続きAQUOS sense2も、発売から大きな人気を集めています。

何しろ、元々のAQUOS senseの利点はそのままに、ディスプレイサイズ、輝度、CPU、カメラ機能、アルミ素材による放熱性などなど、各機能の性能が向上しています。

価格帯はdocomo withの中でも最低水準を維持されているため、安く、かつ性能はより高く、という、まさにコストにこだわるユーザーにぴったりの一台となっています。

また、これからスマートフォンを初めて持ちたいと考えている人にも最適です。本体価格が10万円以上と言われるとさすがにしり込みしてしまうと思いますが、3万円前後ならまだ安心してチャレンジできるのではないでしょうか。

12月14日に発売された、注目の一台です。

関連記事:「ドコモのAQUOS sense2 SH-01Lはdocomo with対応機種/実際に操作した感想評価

 

ドコモ新機種4:Galaxy Feel2 SC-02L(docomo with)

 

docomo with機種としてもう一機種、昨年同様Galaxy Feelが登場しました。Galaxy Feel2 SC-02Lです。

さすがに前機種の発売から約一年が経過していますので、各機能が進化しています。

例えばディスプレイサイズ、CPU、RAM、送受信時最大速度、アウトカメラのF値、インカメラの画素数、顔認証追加などです。

充電端子が前機種はmicro-Bタイプでしたが、今回は最近のトレンドとしてType-Cに変更されています。

ホームキーが今回、完全になくなりましたが、ディスプレイが広がっている分仕方がないと言えます。最近はほとんどの機種がホームキーはないですしね。

前機種もそうでしたが、今回もやはりdocomo with機種としてはスペックがやや高めなので、価格帯的にはdocomo withの中ではやや高めですが、その分性能が高いため、長く利用することができ、長く利用することができればdocomo withの効果を最大化することができるので、十分選択肢としてはありだと思います。

11月9日に発売されました。

関連記事:「ドコモのGalaxy Feel2 SC-02Lを実際に操作した感想評価

 

ドコモ新機種5:らくらくスマートフォンme F-01L(docomo with)

 

今回、本来の年間サイクルで考えるとarrowsのフラッグシップモデルを発売してもおかしくなかった富士通コネクテッドテクノロジーズ唯一の投入機種が、らくらくスマートフォンme F-01Lです。

昨年同時期に発売され現在も販売中のらくらくスマートフォン F-03Kの後継機種で、F-03Kで一度なくなってしまったらくらくタッチパネルなどお馴染みの機能が復活していたり、ディスプレイがより大きくなり、表示される文字も今まで以上に大きく調整されています。

今回は、arrows Be F-04K同様に、「泡タイプのハンドソープや食器用洗剤で洗える」機能を持ち、MIL規格23項目にも準拠しているため、割れにくく、かつ洗えるスマホとして、安心感が倍増しています。

また、年配の方が特にカメラで撮影されることが多い「花」にスポットを当て、「花ノート」アプリが搭載されています。花の写真をアプリで撮影することで、撮影した花の名前を可能性が近い順に表示してくれたり、その花の情報を検索したりすることができ、花の撮影を今まで以上に楽しめます。

前機種F-03K同様、docomo with対象機種となっているため、長く利用すればするほどお得にもなります。

発売は2019年2月15日、十分選択肢として検討するに値する、こだわりの詰まった機種です。

関連記事:「ドコモのらくらくスマートフォンme F-01Lを実際に操作してみた感想評価

 

ドコモ新機種6:Google Pixel 3/Pixel 3 XL

 

今回最も評価をしにくいスマートフォンがPixel 3/Pixel 3 XLです。

Googleブランドの機種なので、最新のAndroidやGoogleの意図する方向性を一番に体験することができる機種ということができますが、日本人向けにドコモによってカスタマイズされているわけではないので、どちらかというと初心者向けではなく、玄人向けの端末と言えるかもしれません。

特に、Googleブランドとして前回ドコモで発売されたNEXUS 5Xは、修理サポートなども特殊だったため、その辺りも確認してからでないとなかなか手を出しにくくもあります。

よほど強い理由で欲しいと感じていなければ、今のところ様子見をして、発売されてしばらく経ってからの購入を検討するのがお勧めです。

関連記事:「ドコモのPixel 3/Pixel 3 XLがぜひ欲しい

 

ドコモの新機種7:カードケータイ KY-01L

 

スマートフォンではないのですが、今回最も特殊な機種なので合わせて紹介します。

「KY」とはドコモでは見慣れない型式だな、と感じられるかもしれません。どこのメーカーかというと、「京セラ」です。

京セラといえばauとのつながりが強いのでドコモではこの20年発売されたことがないということなのですが、実に久々にドコモからの発売となりました。

 

一言で言えば、カードケータイは電話に特化した端末です。

ウェブブラウジングも一応利用はできますが、やはり画面が小さくあまり向いておらず、GPSはありません。そんなものが必要なのか、という話ですが、とにかく薄く軽く、ファッションとして目を引く端末となっています。

つまり、「魅せる電話」というわけです。

「カード」と言う通り、まさにドコモのdカードやdカード GOLDとほぼ同サイズで、胸ポケットに入れるもよし首から下げるもよし、どこに持っても邪魔にならない、逆に持っていることを忘れてしまうくらいのケータイです。

2台持ち用として、ついついほしくなる魅力にあふれています。

11月22日に発売されました。

詳しくは関連記事:「ドコモのカードケータイ KY-01Lは世界最薄・最軽量! 実際に操作した感想」をご覧ください。

 

ドコモの新機種8:ワンナンバーフォン ON 01

 

ドコモの新機種として、今回カードケータイと似て非なる新ケータイが登場しました。

それが、ワンナンバーフォン ON 01です。2018年10月26日に発売されています。

一体どういうケータイなのかというと、メインで利用しているスマートフォンの子機となる携帯電話です。

つまり、子機さえ持っていれば、手元に大元のスマホがなかったとしても、電話を着信したり発信したりすることができる、というわけです。

どういうシーンで利用するかは人それぞれですが、ケータイから初めてスマホに買い替え、電話として使えるか不安がある方などにもお勧めです。

キー配列がフィーチャーフォン(ガラケー)とほぼ同じになっているので、非常に使いやすいと思います。

 

詳しい内容は下記記事をご覧ください。

関連記事:「ドコモのワンナンバーフォン ON 01を理解する

 

2018-2019年冬春モデル:電池持ち時間比較

2018-2019年の冬春モデルの、電池持ち時間を比較しておきます。

 

Galaxy Feel2 SC-02L 約140時間
Galaxy Note9 SC-01L 約130時間
Xperia XZ3 SO-01L 約100時間
AQUOS sense2 SH-01L 未定
らくらくスマートフォンme F-01L 未定
Google Pixel 3/Pixel 3 XL 非公開

 

Galaxy Feel2がダントツです。ただ、そのGalaxy Feel2も昨年の初代Galaxy Feelの約170時間からはかなり落ちているのですから、いかにGalaxy Feelの電池持ちが突出していたかがわかりますね。

まだ未定ですが、AQUOS sense2は意外にいいのではないかと思っているので、発表を待ちたいと思います。

Pixelは非公開となっていますので、待ってもおそらく公開されないでしょう。体感で試してみるしかありません。

2018年夏モデルの電池持ち時間は、以下の記事にまとめていますので参考にどうぞ。

関連記事:「ドコモ 2018年夏モデル・新機種の選び方

 

2018-2019年冬春モデル:ROM/RAM比較

冬春モデルのROM/RAMについてわかりやすくまとめておきます。

ROMは数字が大きいほどたくさんのデータを保存することができ、RAMは数字が大きいほど処理能力が高くなります。

 

機種名 ROM RAM
Galaxy Note9 SC-01L 128GB 6GB
Google Pixel 3 XL 128GB 4GB
Google Pixel 3 64GB 4GB
Xperia XZ3 SO-01L 64GB 4GB
Galaxy Feel2 SC-02L 32GB 4GB
AQUOS sense2 SH-01L 32GB 3GB
らくらくスマートフォンme F-01L 32GB 3GB

 

昨今は最低でも、ROM:32GB/RAM:3GBの水準を下回る機種はなくなってきたので、全体として性能が高くなってきているのがよくわかります。

 

2018-2019年冬春モデル:サイズ比較

各機種のサイズをまとめておきます。ここではわかりやすく、カードケータイとワンナンバーフォンも含めてみました。

 

機種名 高さ(縦) 幅(横) 厚さ 重量 ディスプレイ
Galaxy Note9 SC-01L 162 76 8.8 201g 6.4インチ
Google Pixel 3 XL 158 76.7 7.9 184g 6.3インチ
Xperia XZ3 SO-01L 158 73 9.9 193g 6.0インチ
Google Pixel 3 145.6 68.2 7.9 148g 5.5インチ
Galaxy Feel2 SC-02L 149 70 8.4 168g 5.6インチ
AQUOS sense2 SH-01L 148 71 8.4 155g 5.5インチ
らくらくスマートフォンme F-01L 143 70 9.3 140g 4.7インチ
カードケータイ KY-01L 91 55 5.3 47g 2.8インチ
ワンナンバーフォン ON 01 110 54 7.0 55g 1.54インチ

 

それぞれ大きさや重さ、ディスプレイサイズは一長一短あるので、気になる機種については一度店頭で触ってみるといいかもしれません。

 

2018-2019年冬春モデルまとめ

今回、予想よりも発表された機種は多くなかったのですが、サプライズ的にGoogle Pixel 3が発売されることになったり、カードケータイやワンナンバーフォンが登場した点など、驚きは多かったように思います。

ではどの機種を買うか、ということでは、ハイエンドモデルでは圧倒的すぎるGalaxy Note9は登場したものの価格の問題もあり、とにかく最近は高価格帯と低価格帯の差の開きがあまりにも大きいです。

そのため、しっかり自分の欲しい機能を見極めた上で、価格と相談の上決めるのが一番と思われます。

とはいえ、どの機種も非常に優良な機種でした。どれを購入しても間違いはないと思います。