2020年4月、例年とは大きく状況が異なっています。
ショップでの購入が推奨されず、今まで以上にオンライン購入が勧められています。
今までドコモオンラインショップを利用したことがない、という方は不安に感じる部分もあるとは思いますが、費用面、そして健康面を考慮し、まずはオンラインショップの利用を試みてみましょう。
5Gスマホ含む春夏モデル、そして新たに発表された、第2世代のiPhone SE、それらを踏まえて、今選びたい格安機種を確認していこうと思います。
合わせて、機種変更時に押さえておきたいポイントも詳細解説します。
関連記事:「ドコモ 2020年年春夏モデル・新機種の選び方」
機種変更のきっかけで変わる機種選び
機種変更を検討しようと思い立つ場合、何らかの「きっかけ」が常にあると思います。
大きく分けると、機種変更のきっかけとしては、以下の3つのいずれかではないかと思います。
それぞれ、選ぶべき機種をご案内します。
きっかけ1:「故障からの機種変更」
利用している機種が「故障」したので、それを機会に買い替えたい、というケースです。
この場合、前回機種変更してからの期間がどれくらい経過しているかによって、判断が変わってきます。
例えば、前回機種変更から半年程度しか経過していなければ、再度機種変更をするとどうしても端末価格が重くのしかかります。そのため、可能であれば修理をしたり、ケータイ補償サービスに加入しているのであれば「交換機のお届け」を選択したりするケースが多くなると思います。
逆に、前回機種変更から2年以上経過しての故障なら、やはり第一の選択肢は機種変更による買い替えになってくると思います。
故障からの機種変更の場合、多くのケースで事前に買い替えを想定していたわけではないので、現在あるラインナップの中から選択して購入するしかありません。
そのため、本来ならもう少し待てば新機種が発売されるとか、ちょうどキャンペーンの谷間だったりとか、本来なら買うはずがないタイミングで購入を強いられるケースがあり、最も購入に慎重を要するケースと言っていいでしょう。
緊急だからこの際仕方ない、これでいいや、と安易に決めてしまわないように注意したいところです。自分自身何を重視するのか、何がないと困るのか、いくらまで費用負担が許容できるのか、よくよく考えて選択しましょう。
きっかけ2:「長期利用からの機種変更」
長期利用からの買い替え検討の場合、元々一つのケータイ/スマホを非常に長く持つ傾向があると思われるため、多少値が張っても、その時点での最高スペックのハイエンドモデルを選ぶことをお勧めします。
そうすることで、また当面の間は買い替えずに利用し続けることができる可能性が高くなります。
ここでもし、スタンダードモデルを選択してしまうと、スペックの低さから不満が生じたり、比較的短期間の間に次の買い替えを検討しなければならない状況に陥る可能性が高くなります。
その時期その時期発売中のハイエンド機種から選択してみましょう。
2019-2020年冬春なら、2019年夏モデルも含めて、Xperia 5、HUAWEI P30 Pro、Galaxy S10/S10+、Galaxy Note10+、AQUOS R3、AQUOS zero2などがお勧めです。
2020年春夏モデルでは、5Gスマートフォンがついに登場していますが、それらを選ぶ場合、料金プランは5Gギガホ/5Gギガライトのいずれかを選択しなければならないため、旧プランを利用している場合には慎重になる必要があります。→「ドコモの5Gギガホ/5Gギガライトは5Gスマホ専用プラン」
きっかけ3:「新機種発売に合わせた機種変更」
特に買い替えは考えていなかったとしても、気になる新機種が登場してくると買い替えたくなってしまう、という人もいると思います。最も短期で機種変更をするケースが多いのも、このパターンだと思われます。
例えば毎年新iPhoneに買い替える、なんて人もそうですね。
もちろん、超短期で買い替えを繰り返すとその分金銭的負担は大きくなりますから、2~3年利用した上で新機種登場のタイミングに合わせて機種変更を、という人も非常に多いと思います。
この場合の注目機種は当然「新機種」です。せっかく買い替えるのですから、型落ちのモデルではなく、発売されたばかりの機種を狙いたいという人が多いと思います。
今の時期なら2020年春夏モデルがその対象です。→「ドコモ 2020年年春夏モデル・新機種の選び方」
特に5G対応スマートフォンは注目度が高いです。
機種購入前というより、日常的に各種キャンペーンも押さえておく
最近は、機種代金の値引きをしてくれるキャンペーンは完全になくなってしまっています。
そのため、機種購入前のキャンペーンチェックは以前ほど必要ではなくなってはいるのですが、その代わりd払いなどキャッシュレス決済を中心とした還元キャンペーンが非常に増えており、決して見逃せない規模になっています。
それらのキャンペーンで還元されるdポイントは、有効期限が短く設定されているdポイント(期間・用途限定)だったりすることも多いのですが、機種変更を実施する時に多くのdポイント(期間・用途限定)を所有していれば、その分を機種割引に活用することができるので、かなり有利にもなります。
dカード GOLDを最大限活用しつつ、dポイントおよびdポイント(期間・用途限定)を貯められるだけ貯めて、お得に機種変更を実施しましょう。
関連記事:「ドコモの割引きキャンペーンまとめ」
機種変更に料金プランは影響を及ぼさなくなった? 5Gへの変更時は注意
旧プランであるカケホーダイプランを利用しているのか、新プラン「ギガホ/ギガライト」を利用しているのかなど、現在利用している料金プランは、機種変更において影響を及ぼすことはほぼなくなっていたのですが、ここにきて改めて風向きが変わり始めました。
というのは、最新機種である5G対応スマートフォンを利用する場合、料金プランが5Gギガホ/5Gギガライトに限定されてしまうため、旧プラン利用の場合は変更せざるを得なくなってしまうためです。
例えば月々サポート、端末購入サポートが残っている状態でギガホ/ギガライト/5Gギガホ/5Gギガライトに変更をすると、月々サポートが止まってしまったり、端末購入サポート解除料がかかってしまったりと、問題が多いため、将来的にはギガホ/ギガライトに変更したいと考えていたとしても、急がず、しっかりタイミングを見極めた上で実行しましょう。
機種変更時に押さえておきたい「スマホおかえしプログラム」
ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、月々サポート/端末購入サポートがなくなってしまった後、唯一端末代金を事実上安く購入することができるプログラムです。
対象機種はハイエンドモデルに限定されているため、安価なスタンダードモデルを購入する際には関係ありません。
ドコモオンラインショップでは、スマホおかえしプログラム対象機種について、「スマホおかえしプログラム適用時お客様負担額」という新しい表現が登場しています。
この意味としては、「24か月目にプログラムを利用する (端末をご返却頂く)場合」の実質価格、という意味で、直接的に購入時に割引が適用されるわけではありません。
プログラムの特性上、必ず36回の分割払いを選択する必要があり、2年後に返却することで最大12回分の支払いを不要とするという仕組みになっていて、最大で3分の1の支払いが不要になるというわけです。そのため事実上の購入価格は、2年後の返却を前提とするなら本体代金総額の3分の2の価格で買えたことと同じ、ということになります。
ただ、端末返却が必須であるということと、返却をすることで次の機種購入を強制されてしまう形になるため、3年、4年と長期で一つの端末を利用したい人にとっては、必ずしもお得なのかは微妙なところです。
コスト的に最強なのは、スマホおかえしプログラム適用対象外の機種を、長期利用するという方法ですが、どうしてもそれらの機種はスペック的にハイエンドモデルと比べると劣るところがあるため、それで満足できるかどうかが判断の分かれ目になります。
関連記事:「ドコモのスマホおかえしプログラムの詳細内容を解説」
ドコモオンラインショップでの機種変更が非常にお得
機種変更といえば、かつてはドコモショップや家電量販店で実施するのが当たり前だった時代もありましたが、現在ではむしろ、様々な点でドコモオンラインショップでの手続きの方が有利になっており、購入場所に店頭を選ばない人が増加の一途となっています。
ドコモオンラインショップのメリットは非常に多岐にわたります。
大きなポイントだけ挙げても、手数料完全無料、購入価格の優位、待ち時間なし、dカード/dカード GOLD決済でdポイント2倍など、かなり強力な内容が並びます。(※詳細については「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入が圧倒的有利な件」参照)
最近では、カンタンお手続きも開始され、今まで以上に簡単かつ早く手軽に手続きが完了できるようになり、オンライン購入時の煩雑なイメージを完全に一新しています。→「ドコモオンラインショップのカンタンお手続き詳細解説」
機種変更は店頭、という常識から脱却し、よりお得に買い替えを実施しましょう。
ドコモのお勧め格安機種
お勧め格安機種1位:AQUOS sense3 SH-02M 2019-2020年冬春モデル
31,680円 880円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象外 |
大容量4,000mAhの電池を持ち、RAMも4GB、ROM64GB、超広角含むデュアルカメラ搭載と、とてもこの価格帯のスマホとは思えないスペックを誇ります。
スタンダードモデルには他にも様々な機種がありますが、この性能とこの価格が両立できている機種はありません。
この冬注目の機種と言って間違いありません。
カラーバリエーションも4色用意されていて、お気に入りのカラーを選べるのも嬉しいポイントです。
2019年11月1日に発売されました。実際に購入して利用してみました。→「AQUOS sense3は超広角カメラ搭載! ドコモの冬春モデル期待の新機種」
お勧め格安機種2位:Galaxy A20 SC-02M 2019-2020年冬春モデル
総額:21,384円 分割:594円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象外 |
スマートフォンを安く買うことができなくなった現在の状況の中で、驚くべき価格設定で登場したのが、Galaxy A20 SC-02Mです。
総額が税込21,384円、かつてのdocomo with対象機種でもここまで安い機種はありませんでした。
スペックはもちろん控えめではあるものの、必要最低限の水準は超えていますし、とにかく安く利用したいとか、はじめてスマホを利用する、という方などにお勧めできる一台です。
あまりにも安いので、何はともあれ予備として一台持っておく、なんてこともできそうです。
お勧め格安機種3位:Xperia Ace SO-02L 2019年夏モデル
総額:49,896円 分割:1,386円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象外 |
今までドコモにはなかった、Xperiaのスタンダードモデルが、Xperia Ace SO-02Lです。最大の特徴は、やはり価格が安い、ということです。
スタンダードモデルの中ではそれでも高い方ではあるのですが、何よりもまず、人気のXperiaである、という点が大きく、かなりの人気を集めることが想定されます。
格安モデルで人気の高いAQUOS sense2と比較した場合、ディスプレイサイズやボディは一回り小さいですが、その分持ちやすく、電源部分に指紋センサーも配置されていることで、電源キーを押すと同時に自然な流れで指紋によるロック解除も実施でき、ロックをかけていることを感じさせません。
画面の明るさも、AQUOS sense2に負けないどころか、やや勝っているくらいです。
カメラについても、スタンダードモデルの中で比較するとかなり優秀な部類だと感じました。インカメラの広角具合も非常にいいです。
ただ、冬春モデルとして登場してきたAQUOS sense3 SH-02Mと比較すると、やはりどうしても高すぎる感は否めないところで、今後のお勧めレベルはAQUOS sense3の下にやや下がる形となります。
関連記事:「ドコモのXperia Ace SO-02Lに機種変更レビュー」
お勧め格安機種4位:arrows Be3 F-02L
総額:34,056円 946円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象外 |
2019年6月に発売された、新機種夏モデル・富士通からarrows Be3 F-02Lです。
従来のarrows Be F-04Kのいいところをそのまま継承しつつ、さらに進化した新機種です。
割れにくく、洗える、日本製スマホ、という点で、海外メーカーが非常に多い昨今、日本メーカーのスマホを買いたい、という人にとってはNo.1にお勧めのスマートフォンということができます。
日本製であるが故、日本人のための細かいこだわりも満載で、安心して利用することができます。
また、昨今猛威を振るっている新型肺炎などを見ても、スマホに付着したウイルスなども非常に気になるところなので、「洗える」という特徴を持つarrows Be3は、健康維持のためのスマホと言ってもいいかもしれません。
さらに注目したいのは、スタンダードモデルとしてもかなり安い水準の価格帯です。Galaxy A20の登場で、最安、とはいかなくなりましたが、それでもまだまだ安い部類です。
仮にdカード GOLD年間ご利用額特典の2万円分ケータイ購入割引クーポンを利用すれば、残り1万円弱と格安になりますし、それに貯まったdポイントを利用すれば、ほぼ料金がかからないくらいの価格で手に入れることもできそうです。
コストにこだわりたい方も要注目の機種と言えます。
関連記事:「ドコモのarrows Be F-02Lは日本製の割れにくい・洗えるスマホ」
お勧め格安機種5位:iPhone 7
総額:43,560円 1,210円×36回 |
||
スマホおかえしプログラム対象外 |
docomo with対象機種として新たに販売開始されたiPhone 7 32GBモデルは、docomo with終了に伴い購入しやすい価格帯の旧型iPhone、という位置づけになりました。
以前のdocomo with機種であるiPhone 6sと比べてかなり高い人気を誇り、常にトップクラスの人気を維持してきました。やはり、iPhone 6sにはなかった防水防塵・Apple Payに対応していることで、より使い勝手の幅が広がったことも大きかったと思われます。
docomo withでなくなったことがどれだけ影響したかはわかりませんが、どちらにしても「買いやすいiPhone」であるという事実は変わらないため、引き続き大きな人気を集める可能性が高いです。
端末総額はiPhone 6sに設定されていたのと全く同じ金額で、スタンダードモデルとしてはXperia Aceに次いで高い価格設定ですが、とはいえiPhoneとしては激安です。
ドコモが現状どれくらいの在庫を確保しているのかわかりませんが、旧機種ですし、いつ在庫が切れてもおかしくないと思っておいた方がいいと思いますので、欲しい方は早めに手に入れたいところです。
お勧め格安機種6位:Pixel 3a
総額:46,728円 1,298円×24回 |
スマホおかえしプログラム対象外 |
Pixel 3のいいところを残しながら、少しずつハード面でコストを落としているため、比較的手に入れやすいのがPixel 3aです。
最新のAndroidに触れることができるGoogleブランドでありつつ、その操作性やカメラ性能もスタンダードモデルとは思えないレベルで非常に使いやすいです。
間違いなく注目したい一台です。
関連記事:「ドコモのLG Style2 L-01Lに機種変更するべきか!?」
ドコモのお勧めハイエンドモデル
コスト重視の格安機種に対して、機能重視のハイエンドモデルのお勧めもご案内していこうと思います。
AQUOS zero2 SH-02M:軽くて持ちやすく使いやすい! 操作感が抜群にいいお勧めスマホ
総額:87,912円 2,442円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象 |
最も遅く発売された2019‐2020年冬春モデル新機種。ドコモとしては2019年夏のAQUOS R3に続くSHARP製ハイエンドモデルです。
ただ、そのコンセプトはAQUOS R3とはまた異なり、その軽さと持ちやすさ、操作性の高さが抜群に優れています。
顔認証の感度もよく、ディスプレイ内指紋認証も悪くないです。
全体としてWEBブラウジングやアプリゲームを中心に利用する人であれば、一番にお勧めしたい機種と言ってもいいかもしれません。
ただ一点、惜しむらくはやはりカメラで、悪くはないのですが、他機種と比較するとそれほど秀でていいわけでもありません。
ただ、その点だけ目をつぶれば本当にお勧めできる機種です。
関連記事:「ドコモのAQUOS zero2 SH-01Mに機種変更してみた」
Xperia 5 SO-01M:持ちやすくオールマイティーな機能/人気も上位の優良機種
総額:87,912円 2,442円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象 |
この冬、1、2を争う人気機種になりそうな機種、と言って間違いありません。
SONYのXperia 5 SO-01Mは、横幅がかなりスリムで持ちやすく、スタイリッシュでデザイン性も高く、男性にも女性にも人気を集めそうです。
性能的にも、超広角カメラを含むトリプルレンズカメラや21:9シネマワイドディスプレイ、高速CPUや6GBのRAMなど、隙のない設計となっています。
実際に購入して利用していますが、それなりに使いやすく好感が持てます。
カメラの性能にとことんこだわるなら、やはりGalaxyやiPhone 11/11Pro、HUAWEI P30 Proがさらに上をいきますが、価格的にもハイエンドモデルとしては比較的買いやすい水準ですし、お勧めの一台であるのは間違いありません。
ただ一点、指紋認証に難あり、です。生体認証にこだわる方は再考の余地があります。
関連記事:「Xperia 5 SO-01MはXperiaらしいXperia!」
Galaxy S10/S10+:最強クラスのカメラと超安定の操作性が魅力
総額:90,288円(S10) 2,508円×36回 |
スマホおかえしプログラム対象 |
2019年夏モデルとして発売されたGalaxy S10/S10+ですが、2019-2020年冬春モデルも含めて、最強クラスの機種だと思っています。
色んな機種を使い比べた結果、メイン端末として利用する気になったのがこの機種です。
S10にするか、S10+にするかは大きさを確認してみて判断すればいいと思いますが、男性ならS10+でも全然問題ないと思いますし、女性ならS10のサイズがちょうど持ちやすいかもしれません。
とにかくカメラは非常に使いやすく美しく、暗所にも強く超広角もあり、HUAWEI P30 ProやiPhone 11/11Proに並んで最強の部類に入ります。
価格さえ気にならなければ、間違いなくお勧めしたい一台です。
ちなみにGalaxy S10ならXperia 5と価格もほぼ変わりません。
関連記事:「ドコモのGalaxy S10/S10+の機種変更レビュー」
購入は必ずドコモオンラインショップで/dカード GOLDで
もはやドコモユーザーの常識になりつつあることですが、前述した通り、機種購入はドコモオンラインショップが最もお得です。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗よりも圧倒的有利な件」
手数料完全無料でいつでも好きな時に好きな場所で手続きでき、なおかつdカード GOLDで一括決済することでdポイントがなんと2倍になります。
dカードでもちゃんと2倍になりますが、その他の部分のお得さを考慮すると、これから作るのであればdカード GOLD一択です。まだ利用していない人は早めに検討しておきましょう。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」